お越しいただきありがとうございます!
「風景が素敵なところに旅行に行きたいな~」「プラハに行くけど他に観光できるところないかな?」「おとぎ話に出てくるようなところに行きたい!」なんて思っているあなたにぜひ!
今回は、チェコにある町、チェスキー・クルムロフをご紹介します!
目次
チェスキー・クルムロフはどんなところ?
チェスキー・クルムロフはチェコ南ボヘミア州の小さな町です。チェコの首都プラハ同様、町並み全体が「チェスキー・クルムロフ歴史地区」として世界遺産に登録されており、「世界で最も美しい町」とも言われています。中心にはヴルダヴァ川が流れ、ルネッサンス時代の面影を残す町並みからは、どこか不思議の国にきたような、もしくは中世の時代にタイムスリップしたような、言葉にできない美しさが漂います。プラハから長距離移動のバスに乗り3時間ほどで行き来でき、日帰り観光も可能であるため、とても人気の高い観光地です。
チェスキー・クルムロフの魅力
町並みが素敵
町は、白い石畳にオレンジ屋根の建物が肩を並べるように建ち並び、さらに町の中心を流れるヴルダヴァ川に周りを取り巻く緑色の木々など、どこを見ても絵になるようなメルヘンチックな色合いの風景が町一番の魅力です。町全体が歴史地区として世界遺産登録されているだけあって、ルネサンス様式の建物が数多く残され、その町並みを一望できるビューポイントも点在しています。
だまし絵の町?
素敵な建物が建ち並ぶこの町、しかしよくよく見るとどこか違和感を感じることがあるでしょう。そう、実は「だまし絵」なんです。チェスキー・クルムロフは「だまし絵」の町としても有名で、特にお城のだまし絵は必見です!壁の模様をよく見るとレンガの壁ではなく、だまし絵であることが分かります。理由としては、当時かなりの財政難だったにもかかわらず、ヨーロッパで流行していたおしゃれな装飾にしたい!という思いから、スグラヴィータという立体的に見せる装飾様式(だまし絵)で壁面を施したそうな…。しかし今となっては町の魅力の一つとなっています。
1日あればぐるっと観光できる
チェスキー・クルムロフは小さな町であるため、半日あれば主要観光地、1日あればぐるっと町全体一周を観光することができます。ただ、夜間しか見ることのできない風景もとても美しく、ぜひ目に焼き付けていただきたいので、時間に余裕がある場合は、1泊することをおすすめします。小さな町とはいえ、周辺にはもちろんホテルも点在しており、内装も中世のお屋敷のような古くも立派なところが多いかと思います。日帰り、宿泊のいずれにせよ、美しさがぎゅっと凝縮された町、足を運んでよかったと十分に心を満たすことができるでしょう。
おさえておくべきおすすめスポット
チェスキー・クルムロフ城
チェスキー・クルムロフ城は13世紀頃からクルムロフの貴族によって建てられたお城で、小さな町に大きくそびえ、チェスキー・クルムロフの歴史を象徴しています。城全体は約7ヘクタールの面積があり、庭園や宮殿、広間、劇場からなる複合施設となっています。ゴシック、バロック、ルネサンス各様式の建築が融合されており、その力強い景観美に圧倒されることでしょう。塔の展望台と内部の博物館の入場には入場料が必要となりますが、敷地内だけであれば無料で入園が可能です。
聖ヴィート教会
聖ヴィート教会はヴルタヴァ川沿いにあり、14世紀頃に建てられた教会です。異なる建築様式を用いて建てられ、内部には彫刻や聖人の肖像など、様々な芸術作品も存在しています。スヴォルノステイ広場から歩いてすぐのところに位置しており、入場も無料であるため、ぜひ美しい建物や内装、芸術作品を眺めに、訪れてみてはいかがでしょうか。
スヴォルノステイ広場
スヴォルノステイ広場はチェスキー・クルムロフ旧市街の中心に位置する石畳の広場で、パステルカラーの美しい建物に囲まれ、市庁舎や観光案内所、レストランなどもあります。広場の中心にはペスト終焉の記念塔があり、塔の頂上にはマリア像が建てられています。昼間は観光客であふれていますが、早朝に行くと人数は少なく、より一層可愛らしい風景が引き立つでしょう。また、夜はライトアップもなされ、日中とは違った美しさに魅了されますよ!
絶景を眺められるビューポイントはここ!
町全体を見渡せるのはここ!
スヴォルノステイ広場から東に細い道を進むとイエズス会寄宿舎が右手にあり、道路挟んで左手に、町全体を見渡せる絶景ポイントがあります。ここからはチェスキー・クルムロフ城も眺めることができるため、特に晴れた日には、周辺のオレンジ屋根の建物の中にそびえたつお城が一望できます。個人的には各ビューポイントの中でも、ここが一押しビューポイントです!
夜景も美しいのはここ!
第1・第2の中庭を通り過ぎ、さらにチェスキー・クルムロフ城を抜け橋を渡ると、こちらにもおすすめビューポイントがあります。日中の眺めもさぞかし、ここから見る夜景が本当に美しいです。独特のオレンジ色の照明が点在し、歴史ある町の建物を照らし始めると、町の美しさがより引き立ち、ロマンティックな雰囲気までもかもしだしています。
また、途中通り過ぎた中庭でもライトアップがなされているので、濃紺の空とオレンジに染まった建物が相まって、息をのむほど素晴らしい空間に導かれるでしょう。
プラハからのアクセス方法
バスで行く場合
・プラハ 長距離移動バス → チェスキークルムロフ 約3時間(トラムNa Knížeci停留所前のバスターミナル1番乗り場)
電車で行く場合
・プラハ →(チェスケー・ブディェヨヴィツェで乗り換えの場合もある)→ チェスキークルムロフ 約3時間~4時間
まとめ
いかがでしたでしょうか?今回は、チェコ南ボヘミア州にある町、チェスキー・クルムロフをご紹介しました。チェスキー・クルムロフは中世の歴史を感じられる建物が建ち並び、かつ白い石畳とオレンジ屋根の可愛らしいお家が相まって、町全体がおとぎ話の中のような、不思議の国のような、本当に素敵な場所です。チェコの首都プラハからは日帰りでも観光できるので、チェコに行った際はぜひチェスキークルムロフにも立ち寄ってほしいですね!
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。